テレビを見ながらぷにぷに。
本を読みながらぷにぷに。
ゴロゴロしながらぷにぷに。
そんな幸せを提供してくれる部位。それが肉球。
別にさわらなくても、見ているだけで幸せです。
何よりルックスがいい。
実際、うちの猫の肉球アップ写真を引き延ばして壁に貼っているのですが、
それを眺めているだけでうっとり。来客の食いつきもいい。それが肉球。
そんな幸せを運ぶ肉球は何のためにあるのでしょう。
調べてみました。
肉球は前足と後足で数も名前も違う
猫の指は前足に5本、後足に4本あります。
実は前と後で指の数が違うんですね。
<前足の肉球の名称>
前足には指の所にそれぞれ1つづつ指球があり、手のひらに当たる掌球と根元に手根球があります。
<後足の肉球の名称>
後足には、指の所にそれぞれ趾球と足の裏に当たる足底球があります。
肉球も前足の方が多いんですね。
あのぷにぷに感は何?
肉球は愛と優しさがつまってできていると思っていましたが、
実は脂肪と弾性繊維でできた組織です。
素材の柔らかさからあのぷにぷに感が生まれるんですね。
肉球部分の皮膚の厚さは約1㎜で、毛が生えている部分(約0.02~0.04㎜)より厚くなっています。
肉球の皮膚はとても敏感で、歩いているだけでその場の状況を把握できるそうです。
猫は肉球でしか汗をかかない
人間は体中に汗をかく汗腺がありますが、猫はなんと汗腺が肉球にしかありません。
なので、肉球でしか汗をかかないのです。
しかも猫の場合、体温調節の為にかくのではなく主に緊張した時に汗をかくそうです。
手に汗握るという言葉がありますが、まさにそんな感じです。
うちの猫も動物病院に行くと緊張するらしく、いつも診察台に肉球型の汗の跡がついています。
忍び足の秘密は肉球にあり
肉球と言えば、抜群のクッション性ですがこれは音もなく忍び足で歩くのに最適です。
本来狩猟動物なので、いかに獲物に気付かれずに近づけるかが大事なんですね。
爪を自由に出し入れできるのも、この忍び足を可能にするためです。
猫の爪についてはこちらの記事をどうぞ。
柱に猫の爪が刺さってる!?大丈夫、脱皮です。猫の爪と爪とぎについてまとめ
- 猫の肉球は前足と後足で異なる
- ぷにぷにするのは愛と優しさではなく、脂肪と弾性繊維
- 猫は肉球でのみ汗をかく
- 肉球のおかげで獲物に気付かれずに歩くことができる
肉球は私達の幸せの為だけではなく、猫にとっても大事な部位なんですね。
いつまでもぷにぷにしていたくなりますが、肉球部分は神経も多く通っていて敏感なので猫が嫌がる場合は無理に触るのはやめましょう。
最近は肉球を再現したおもちゃもあるようなので、それを代わりに楽しむのもいいですね。肉球アップ写真を壁に貼って併用するのも可です。
いやー。肉球って本当にいいですね。
コメントを残す