長所と短所って言葉がありますが、
猫のしっぽに関しては長いのも短いのも可愛さに優劣はありません。
しかしながら、猫にとってしっぽが短いことでなにかしら問題はあるのでしょうか。
調べてみました。
しっぽの役割は?
まずはしっぽの役割について。
しっぽには可愛い以外にも大切な役割があります。
バランスをとる為
猫のしっぽは歩いている時やジャンプをする時などにバランスをとるという役割があります。高くて細いフェンスのような所や木の上を歩くときなど、しっぽをうまく使って落ちないようにバランスをとっています。
感情表現をする為
猫はしぐさや体を使って感情を表現しますが、しっぽもその一つです。
- しっぽを立てる ⇒ 甘えたい時
- 立てて大きく揺らす ⇒ 興味がある時
- 小刻みに揺らす ⇒ 不機嫌な時
- 大きく膨らます ⇒ 怒っていたり、怖がっている時
など
しっぽの動きは猫の感情と連動しているんですね。
その他
しっぽにある臭腺でのマーキングや、しっぽが長い猫は体に巻き付けて暖を取るのにも使うそうです。
しっぽが短いけど問題ないの?
さあ、そんな大事な役割のしっぽですが短い子は問題がないのでしょうか。
バランスに関しては、とある実験で「複数の猫に高い所であえてバランスが崩れるような処置をした際の反応を見た所、しっぽの短い猫の方が落ちる確率が高かった」という結果がでたそうです。
やはり、長いしっぽの方がバランスが取りやすくはあるのですね。
ただ、外で暮らしている猫にとっては不便なこともあるかもしれませんが、うちの中で比較的安全に暮らしている猫にとってはあまり心配し過ぎることはないかもしれないですね。
家の中でも、もし高くて細い所を歩くような事があれば気にかけてあげましょう。
感情表現については、短くてもちゃんとしっぽを動かしています!
ただ、やはり動きが小さいので表現がわかりにくいですが…。
うちにもいますが、短いしっぽをぴょこぴょこ動かしている姿は、それが例え不機嫌だったとしても可愛くてしかたありません。
しっぽを触る際の注意
しっぽの付け根の辺りは神経が多く通っているので、しっぽを引っ張ったり、踏んだりして大きな刺激が加わると最悪麻痺してしまったり、うんちやおしっこがうまく出せなくなることがあるので注意が必要です。
特にしっぽが短い猫は踏まれることは少ないですが、引っ張ったり、握ったりすると、しっぽの付け根にダイレクトに力が加わりやすいので気を付けましょう。
まとめ
- しっぽはバランスをとったり感情を表現する大切な役割がある
- しっぽが短い猫は、バランスが取りづらい所があるので高い所にいる時は気にかける
- しっぽが短くても感情表現はしている
- しっぽの付け根は神経が集中しているので、しっぽを触る時は注意が必要
猫にとって、しっぽが短いと不便なこともあるようですが、高い所に行くことさえ注意すれば割と問題ないようですね。
とにかく、長かろうが短かろうがどっちも可愛い!
最終的にはそこに落ち着くのではないでしょうか。
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