近年、日本では大きな災害が続いています。
特に地震については、最近は起こりづらいと言われていた地域でも発生し、全く逃げ場がありません。
あなたの住んでる地域でも、いつ起きるかわからない地震、災害時、自分の身を守ることは大切ですが、合わせて家族、特にペットの身を守る方法も予め考えておきたいですよね。
今回はそんな地震から猫を守る方法をお伝えしたいと思います。
地震発生時のペットへの影響
災害時のペットの対策が初めて注目を集めたのは、2011年3月に発生した東日本大震災の時ではないでしょうか。
その後もいくつか大き目の地震が発生していますが、「パニックを起こした猫が割れた窓から猫が逃げてしまい戻らない」、「倒れてきた家具でケガをした、亡くなった」など、胸の痛む二次被害を耳にするようになりました。
こういう目に合わせないためには、何をしたらよいのでしょうか?
グラっときたら、まず何をしたらいい?
先に答えを言ってしまいますが、グラっと来たらまずすること。
それは、「猫をキャリーケースに入れる」。
これを迷わず行いましょう。
これだけで、最低限、猫の命を守れます。
理由は以下の通りです。
①猫が落ち着く
ご存知の通り、猫は狭くて暗い所が大好きです。大きな地震が続くと、恐らく猫は自ら部屋のすみっこなどに隠れてじっとしてしまうかもしれません。猫自身が気持ちを落ち着けるために選ぶ場所は、狭くて暗い場所なんですね。このため、まだ被害の大きくない段階で、猫の好む場所を誘導してあげると、猫はパニックを起こさずに済みます。
②脱走防止
大きな地震が起きた時に起きがちなのが、割れた窓などからの脱走です。
猫はパニックを起こすと、飼い主のことも何もかもわからなくなってしまい、やみくもに走って隠れようとしてしまいます。そうなる前にキャリーケースに閉じ込めてしまうことで、物理的に脱走を防ぐことができます。
③家具の転倒、落下などから身を守る
割れたガラスを踏んでケガをしたり、大きな棚から本が落ちて着たり、棚ごと倒れてきたり、いくらすばしっこい猫でも家中がそんな状態だと逃げ切るのは難しいかもしれません。
そんなときも、キャリーケースに入ってさえいれば、ケースが縦になって身を守ってくれます。
④そのまま連れて逃げられる
キャリーケースですので、非難が必要になったらそのまま運び出すことができますね。
パニックを起こしてから捕まえてキャリーに入れるのは大変です。
その前にキャリーに入れて、飼い主の近くで非難をすべきかどうかを見極め、いざとなったらそのまま逃げる。。。というのがお勧めです。
災害時に望ましいキャリーケースの種類は?
キャリーケースは、落下物への対策を兼ねると考えるとソフトタイプではなく、飛行機等にも載せられるプラスチックなどのハードタイプが望ましいです。
更に余裕があれば、それを風呂敷やタオル、ブランケットなど、大き目の布でくるんで上部で結んで持ち運べるようにすると尚よしです。こうすることで、埃や煙、ガラスの破片がキャリーケースの中に入ることを防げますし、中にいる猫がより落ち着きます。
まとめ
災害時、深呼吸して落ち着き、まずは猫を安全にキャリーに入れましょう。
とはいえ、本番では私たち人間が一番慌ててしまいます。
日ごろから、まず何をしたらいい?というのを反復し、時折避難訓練をしておくといいかもしれませんね。
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